国産CMP STRIGHT Google 同意モード(V2)に対応
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する同意管理ツール「STRIGHT ONE(ストライト)」は、Googleの「同意モード(Consent Mode)v2」に対応しています。この対応により、STRIGHTは企業のプライバシー規制遵守とGoogleのデジタルマーケティングツール活用の両立を支援します。
Google 同意モードとは
ユーザーの同意状況に応じてGoogleタグ(GA4やGoogle広告など)の挙動を制御する仕組みです。
Cookieや広告識別子の利用について、同意バナー(CMP)で取得した「同意」「拒否」の状態を Google に伝え、その状態に応じてデータ収集や広告配信に関わる処理(Cookieの読み書きなど)を調整します。
例えば、ユーザーがWebサイトを訪れ、表示されたCookie同意バナーで「同意する」を選択した場合、同意バナー(CMP)が同意状態をGoogleに連携します。これにより Googleタグは、同意状態に応じて 関連するストレージ(例:広告用・分析用)の Cookie 等を利用できるかどうかを判断し、挙動を切り替えます。
その結果、ユーザーが同意した場合は、同意された範囲に限り Cookie の書き込みや計測イベント送信などが行われます。一方で、ユーザーが拒否した場合は、拒否された目的に関する Cookie(例:広告用、分析用)の読み書きが行われません。
欧州(EEA・英国・スイス)における Googleのルール
Googleは「EUユーザー同意ポリシー」を規定しています。これは、欧州の法律(GDPRやeプライバシー指令など)に関連して制定されたもので、本ポリシーでは広告Cookieなどの利用について、十分な情報提供と適法な同意取得が求められています。
本ポリシーでは、Googleのサービスを使う事業者が、本ポリシーに準拠しない場合、広告のパーソナライズ機能(リマーケティング等)やコンバージョン測定機能が制限される可能性があります。
事業者は、同意の情報をGoogleに正しく伝えるために「同意モード(Consent Mode)」などを利用し、ユーザーの同意選択をGoogleに連携することが求められ、同意バナー等の実装にあたってはGoogle認定のCertified CMPの採用の利用が求められる場合があります(主にパブリッシャーの場合)。
Google同意モード V2について
Googleは欧州向け要件に対応して「Google Consent Mode」を V2へ更新しました。Googleの広告機能のうち、EEA向けの測定(コンバージョン計測等)や広告のパーソナライズ・リマーケティング機能を継続利用するためには、ユーザー同意を取得し、v2に対応した同意シグナルをGoogleに送信する必要があります。
V2では、次の2つの新しい設定が追加されました。
- 広告ユーザーデータ(ad_user_data): ユーザデータを広告目的でGoogleに送信することへの同意状況
- 広告のパーソナライズ(ad_personalization): 送信されたデータをリマーケティング(追跡型広告)などのパーソナライズ目的で使用することへの同意状況
さらに、次のような機能も強化されています。
- CMP(同意管理プラットフォーム)で設定した情報をGoogleに正しく伝える仕組み
- IAB TCFとの連携
STRIGHTでGoogle同意モードを実装する方法
STRIGHTでは、Google同意モードのV2に対応しています。
STRIGHTは、シンプルで簡単に導入することができ、また各法域に対してカスタマイズが可能となり、日本の個人情報保護法、電気通信事業法をはじめとし、GDPR、UK GDPR、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA(CPRA))、全米各州法など世界各国の法令に幅広く対応しています。
具体的な実装方法は以下をご参照ください。
STRIGHT ONE管理コンソール側の設定方法
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Google同意モードを有効化する設定
テンプレートグループから対象のテンプレートグループを選択もしくはテンプレートグループの新規作成から、「Consent Banner / Privacy Setting Banner」にある、Google Consent ModeのトグルをONにします。法域が複数ある場合は、対象となる全ての法域で設定する必要があります。
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各種JavaScriptのパブリッシュ
上記でGoogle同意モードの有効化作業を実施した後、サイトバナー管理にて対象サイトのスクリプトをパブリッシュする必要があります。
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ツールで生成されたJavaScriptの設定方法
ツールで生成されたJavaScriptから、主に以下の2つを利用します
- バナー
- Google同意モード
その他のJavaScript(外部送信規律または、バナー再表示リンクなど)は必要に応じて使用してください。
設定方法として、GTMを利用しているケースとGTMを利用していないケースで設定方法が異なるため、それぞれの設定方法について説明します。
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GTMを利用したケースの設定方法
「Google同意モード」のJavaScriptは、GTMに設定ではなくHTML側に直接設定し、「バナー」のJavaScriptはGTMもしくはHTMLに設定してください。なお、「Google同意モード」のJavaScriptは、「バナー」のJavaScriptまたは、GTMのスニペットコードよりも前に設定してください。
GTMを利用している場合は、GTM側に「バナー」のJavaScriptを設定することを推奨します。
設定例は以下の通り:
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GTMを利用していないケースの設定方法
「Google同意モード」と「バナー」のJavaScriptをHTML側に直接設定してください。なお、「Google同意モード」のJavaScriptは、「バナー」のJavaScriptよりも前に設定してください。
設定例は以下の通り:
GTMに設定されている各種タグをGoogle同意モードで設定する方法
GTMに設定されている各種タグをGoogle同意モードで設定する方法について説明します。
なお、タグの種類によって設定方法が異なるため、タグの種類ごとに説明します。
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Googleサービスのタグ
Google同意モードに対応しているGoogleサービスは、当該マニュアルの最新版でGoogle Ads Conversion Tracking、Re-marketing、Floodlight、Google Analytics、Conversion Linkerとなります。
Google同意モードに対応しているGoogleサービスのタグは、GTMの既存設定として「組み込み同意チェック」という項目が設定されているため、既存の設定(タグの設定やトリガー設定など)から変更頂く必要はありません。
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Googleサービス以外のタグ
Googleサービス以外のタグ(例:Meta広告タグやClarityタグなど)は、GTMのタグ設定にある「同意設定」をタグの種類に合わせ設定する必要があります。
例えば、広告・ターゲティング目的のタグの場合は、同意設定 > 追加同意チェック > タグの配信時に追加同意が必要を選択し、追加同意の同意パラメータには「ad_storage」を設定します。
以下は、Meta広告タグの設定例となります。
なお、追加同意の同意パラメータに設定する内容は、タグの種類に合わせ設定する必要があり、アクセス解析などのタグには「analytics_storage」、機能性拡張などのタグには「functionality_storage」、広告・ターゲティング目的などのタグには「ad_storage」や「personalization_storage」などの同意パラメータを設定ください。
各タグの追加同意の設定完了後、GTM側で再公開してください。
Google同意モードに関する詳細情報は以下のGoogle公式サイトにて提供していますのでご参照ください。